スポーツスター1200S クラッチ、ミッション交換

 99スポーツスター1200Sに6速ミッションを組み込みました。これで2台目なんですが、今回はそれに加えて、
バーネットのスコーピオンクラッチも組み込みました。
 まず、6速ミッションこれはもう最高です。6速のレシオがオーバードライブなので高速道路で回転が下がって
振動も減ります!ただ組み付けにはクランクケースの加工が必要です。
 ギヤが1速分増えるのでそのスペースを作りで、ガイドプレートを当ててリューターで削ります。
 切りカスがベアイングなどに付かない様に、養生をしっかり!やって尚且つ何度か洗いつつ仮組をし、チェックの
後組み込みです。(ミッション自体も色々組見込み部品があるので、動きのチェックも重要です)
 その後スコーピオンクラッチの組み込みです。 このクラッチの採用理由はクラッチスプリングがコイルタイプにな
るので、色々なスプリングで組めるので、クラッチの握りを軽くすることが出来るのが特徴です。
 (値段がちょっと高いですが、スプリングも3種類付いてきますしバーネットなのに?フリクションプレートのエッジ
加工をしないでも平気な精度の良いセットです!)
 とは言う物の、組まなくてはならない別の理由が!!
 入庫の時から、クラッチを握ると、コクッ と音がしていて何か起きているなと思ってはいたんですが分解してみると
 あ゛〜(涙) クラッチのスプリングプレートがバラバラになって出てきました!
(これが、メンテナンスのコーナーでアップした理由です!)クラッチハブもシェルも傷が入っています。
 フリクションプレートもガチャガチャになってます。 幸いな事にリベットの残骸も数を数えたらちゃんと有りました。
 この状態はたまにあるようです。 この車両は、ステーターローターのマグネットが砕けた事も有ったので、そういう
乗り方をしている車両の方は、コクッ という握りになる前にチェックしましょう!